映画

知らないものについて読む

文芸作品そのものを読むよりも文芸批評を読むほうが好きでした。大学生時代はちょうど文芸批評の全盛期みたいな雰囲気があり、従来の印象批評の本が相変わらず続々出版され、フランス製のヌーベルクリティックとか英米加製のニュークリティシズム、そして日…

目まいのする読書

目まいのする読書 20年で変わる社会と言葉遣い 言葉はつねに過渡期にある 対訳で読み、日本語を鍛える 「似ている」→「似る・似せる・真似る」→「なりきる」→「なりかわる」 目まいのする読書 目の前に三冊の本を置いて、同時には無理ですから、それぞれをつ…

ガラスをめぐる連想と思い出

簡単に言うと、「Aだから、Bだから、Cだから、Dだから……」という論理っぽいつながりではなく、また「Aして、次にBして、それでもってCして、それからDして……」という物語っぽい流れでもなく、「Aといえば、Bといえば、Cといえば、Dといえば……」…